手数料無料でも、スプレッドや保有中の調整額が発生します。売買回数と保有期間を決めてから、円換算の総コストで比較します。
CFDのコストは6つに分ける
スプレッド
売値と買値の差です。取引直後は通常、その差に相当する含み損から始まります。固定とは限らず、急変・流動性低下・時間帯で拡大し得ます。
売買手数料
無料の商品もありますが、株式CFDなど商品・会社によって発生します。「無料」は総コスト0円を意味しません。
金利・ファンディング
建玉を日越えすると発生する場合があります。買い・売りで受払が異なり、受取が常に続くとは限りません。
価格・期限調整
参照先物の限月交代などを反映します。受払と同時にCFD価格も調整されるため、受取額だけを利益と見なしません。
権利・配当相当額
指数や株式の権利落ちを反映する受払です。現物の配当や株主権そのものではありません。
為替・執行差
外貨建て損益の換算、スリッページ、注文拒否や分割約定などを含めて実現損益を確認します。
保有期間別に総額を試算する
純損益 = 価格差損益 − スプレッド相当額 − 売買手数料 ± 各調整額 − 為替・執行コスト
| 想定 | 必ず見る項目 | 見落としやすい点 |
|---|---|---|
| 同日中に決済 | スプレッド、手数料、スリッページ | 短時間でもスプレッド拡大と価格変動はある |
| 数日保有 | 上記+日次の金利等 | 週末・祝日分の扱い、判定時刻 |
| 期限・限月をまたぐ | 上記+価格調整、期限、ロール | 調整額の受取だけを利益と見なさない |
| 外貨建て | 上記+損益換算レート | 原資産と為替が同時に動く |
「手数料無料」を比較するときの質問
- 平常時と早朝・指標発表時のスプレッドはどこで確認できるか
- 金利・価格・権利調整額の計算式と過去実績が公開されているか
- 取引単位をそろえたとき、1回の往復で何円かかるか
- 保有予定日数を入れた総額はいくらか
- キャンペーン条件を満たすために増える取引コストはいくらか
一次情報:日本証券業協会「証券CFD取引において想定されるリスク」、DMM CFD「サービス概要」、DMM CFD「金利調整額・価格調整額」(2026年7月15日確認)。
編集方針:一般的な情報提供であり、個別の投資助言ではありません。商品条件は公式書面が優先され、実質的な変更があった場合だけ確認日と本文を更新します。