期限の有無で、日越え費用と先物関連コストの置かれ方が変わります。会社固有条件を同じ保有期間で比べます。
同じ原資産でも費用の置かれ方が違う
| 比較 | 期限なしCFD | 期限ありCFD |
|---|---|---|
| 決済期限 | 原則なし。ただし権利処理や取扱終了等の例外を確認 | 最終取引日時と清算方法がある |
| 価格 | 現物・先物等を基に会社が期限なし価格を構成する場合がある | 指定された先物限月等を基にする場合がある |
| 日越え費用 | ファンディング等が発生する場合がある | 価格へ織り込まれる場合と、別途キャリングコストがある場合がある |
| 満期時 | 満期はないが、会社都合等の決済期限設定はあり得る | 自動清算、手動決済、ロール可否を確認 |
| 主な用途 | 満期管理を避けたい短期・継続保有の候補 | 保有終了日を限月内に決められる取引の候補 |
「期限ありなら日越え費用ゼロ」と一般化しない
IG証券は自社の期限ありCFDについて、日越えファンディングがなく、関連コストがスプレッドへ含まれると説明しています。一方、サクソバンク証券は限月のある銘柄を持ち越す場合のキャリングコストを案内しています。会社と商品を指定しない説明は誤りになります。
期限なし商品CFDにも先物カーブが影響する
IG証券の商品CFD例では、期近物と期先物の価格を参考に期限なし価格を構成します。期先が高いコンタンゴと低いバックワーデーションでは価格の時間変化が異なり、日次ファンディングにもフォワードカーブが反映されます。
画面上の名称に「先物」と表示されても、取引期限欄が空なら期限なし商品である場合があります。商品名だけで判断せず、注文チケットの取引期限を確認します。
保有予定日数で比較する
期限なし概算費用 = 往復スプレッド + 日次費用 × 保有日数 ± 調整額
期限あり概算費用 = 往復スプレッド + 期限あり固有費用 + ロール・清算費用
同じ数量・同じ通貨・同じ想定終了日で試算し、価格差損益とは分けます。期限ありを複数限月へ乗り換える場合は、旧限月の決済、新限月の新規、限月間価格差をすべて記録します。
選択前の確認
- 取引期限欄に日時があるか
- 期限到来時に自動清算か、ロール可能か
- 日次ファンディング、キャリングコスト、スプレッドへの内包
- 参照する先物限月と価格形成方法
- 価格調整日に既存注文が維持されるか
CFDと先物の違いでは、取引所清算や証拠金制度を含む商品全体の違いを解説しています。
一次情報:IG証券「CFDの仕組み」、IG証券「取引コスト」、サクソバンク証券「CFD取引概要」(2026年7月15日確認)。
編集方針:一般的な情報提供であり、個別の投資助言ではありません。商品条件は公式書面が優先され、実質的な変更があった場合だけ確認日と本文を更新します。