攻略とは未来を当てることではなく、取引前に条件を決め、計画外の損失拡大を防ぎ、後から改善できる状態を作ることです。
取引前に1枚で決める8項目
| 項目 | 記入例ではなく、自分で決める内容 |
|---|---|
| 目的 | 短期売買、下落への備え、特定市場への限定的なエクスポージャーなど |
| 対象 | 参照原資産、通貨、取引時間、重要イベント |
| 根拠 | 確認したデータと、仮説が崩れる条件 |
| 数量 | 取引金額、1ポイント価値、許容損失、実効レバレッジ |
| 注文 | 新規、逆指値、利確候補、有効期限、スリッページ |
| 費用 | スプレッド、手数料、保有中調整、為替 |
| 中止 | 相場急変、スプレッド拡大、取引停止、体調・判断力低下 |
| 振り返り | 損益ではなく計画遵守、執行、コスト、修正点 |
活用目的ごとの違い
短期売買
スプレッドと執行品質の影響が相対的に大きくなります。短期なら安全という意味ではありません。
売り建て
下落時に利益を狙えますが、上昇損失、調整額、売り制限、ギャップを計画に含めます。
ヘッジ
現物評価額、ベータ、通貨、比率、期間を決めます。完全相殺ではなく残余リスクを記録します。
商品分散
株価指数と金・原油等では値動き要因、時間、限月・調整が異なります。同時下落も起こり得ます。
取引後の評価
- 結果が利益でも、計画外の数量・注文なら成功扱いにしない
- 結果が損失でも、許容内で計画通りなら再現性を検証する
- スプレッド・調整額を価格差損益と分けて記録する
- キャンペーン特典は取引成績と分離する
参考:日本証券業協会のCFDリスク分類を、取引計画の中止条件と振り返り項目へ変換しています(2026年7月15日確認)。
記入できる取引計画フォーマット
| 取引ID・日時 | 後から注文履歴と照合できる番号/日本時間 |
|---|---|
| 目的・仮説 | 短期方向、ヘッジ等/何が起きれば仮説が崩れるか |
| 銘柄仕様 | 参照対象、通貨、1ポイント価値、取引時間、期限 |
| 数量 | 口座資金、許容損失、撤退幅、計算数量、丸め後数量 |
| 注文 | 新規、逆指値、利確候補、有効期限、保証の有無 |
| 費用 | 往復スプレッド、手数料、予定日数分の調整、為替 |
| 停止条件 | 価格、時刻、イベント、スプレッド、体調、システム |
事後レビューを損益から分離する
- 計画した数量・注文・期限を守ったか
- 想定と実際のスプレッド、スリッページ、調整額の差
- 利益でもルール違反なら再現しない
- 損失でも許容内なら仮説と執行を別々に評価
- 次回変更は一度に1項目に限定
自動売買の場合は、ルール名、バージョン、設定変更日時、停止後の残建玉も追加します。
編集方針:一般的な情報提供であり、個別の投資助言ではありません。商品条件は公式書面が優先され、実質的な変更があった場合だけ確認日と本文を更新します。