原資産の画面価格とCFDの約定価格が同じとは限りません。価格が作られ、提示され、約定する段階を分けます。
原資産価格・参照価格・CFD提示価格は同一とは限らない
| 用語 | 役割 | 注意 |
|---|---|---|
| 原資産 | 株式、株価指数、商品、先物等、値動きの基礎となる対象 | CFD保有者が原資産を所有するわけではない |
| 参照価格 | CFD価格算定で参照する市場価格・指数・先物等 | 現物指数と先物では水準や期限が違う |
| CFD提示価格 | 取扱会社または市場が提示する売値・買値 | 原資産価格そのものでの約定を保証しない |
| チャート価格 | BID、ASK、MID等から作る表示用系列 | 注文側価格と異なることがある |
店頭CFDと取引所CFD
店頭CFDは利用者と取扱会社の相対取引です。取扱会社が原資産等を参照して価格を提示し、ポジションリスクを減らすため取引所や提携金融機関とカバー取引を行う場合があります。取引所CFDは取引所市場で複数のマーケットメイカー等が価格を提示し、清算制度を通じて決済します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 相対取引 | 取引所を介さず、利用者と取扱会社が当事者となる取引 |
| マーケットメイカー | 継続的または所定条件で売値・買値を提示する参加者 |
| カバー取引 | 取扱会社が顧客取引から生じる価格変動リスクを減らすために行う取引 |
| 流動性 | 希望数量を大きな価格差なく売買しやすい度合い |
| ギャップ | 連続する取引可能価格の間に大きな空きが生じること |
価格差が見えたときの確認順
- 比較している時刻、通貨、期限、取引時間をそろえる
- 現物指数、先物、ETF、CFDのどれを比較しているか確認する
- チャートがBID・ASK・MIDのどれか確認する
- 配当、金利、限月、為替、休場の影響を確認する
- 取扱会社の価格訂正・異常値処理と問い合わせ記録を確認する
原資産との一時的な差だけを根拠に「必ず戻る」と判断しないでください。参照対象、取引時間、限月、配当・金利をそろえなければ裁定可能な価格差かどうかを判定できません。
CFD価格形成の4つの価格で、原市場から約定までの確認順を詳しく説明しています。
一次情報:日本証券業協会「証券CFD取引の特徴」、同「相対取引・流動性リスク」、東京金融取引所「上場商品概要」(2026年7月17日確認)。
編集方針:一般的な情報提供であり、個別の投資助言ではありません。商品条件は公式書面が優先され、実質的な変更があった場合だけ確認日と本文を更新します。