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CFD注文と約定の違い

逆指値の指定価格と実際の約定価格は異なる場合があります。発動に使うBid・Ask、保証付き注文の費用、停止後に残る建玉と注文を確認してください。

通常の逆指値は、指定価格に達した後の約定価格を保証しません。保証付きストップは対象条件のもとで決済価格を固定できる一方、保証料や保有中の費用、外貨換算の影響が残ります。注文の連携、価格の追随、自動売買の反復も、価格保証とは別の機能です。

2枚の注文用紙、虫眼鏡、盾、鉛筆と定規
発注前に、発動条件、決済価格の保証、費用、取消し後の建玉を確認してください。

注文の役割と保証を分けて確認する

注文・機能できること保証されないこと
指値指定価格の条件で新規・決済を予約する指定価格に達したときに必ず約定すること。会社の執行条件を確認
通常逆指値価格条件に達したら注文を執行する指定価格での約定と損失上限。相場急変や休場後に不利な約定となる可能性
保証付きストップ対象銘柄・条件で、指定した決済価格を保証する全銘柄・全数量での利用、保証料以外の費用や外貨換算の固定
トレーリング有利な価格変動に合わせ逆指値の水準を動かす指定価格の保証、反転直前の最高利益での決済
IFD・OCO・IFO新規と決済、または2つの注文を条件に応じて連携する価格保証。連携された注文それぞれの執行条件は別に確認
自動売買新規・決済・次の新規注文をルールに沿って繰り返す利益、停止時の全建玉決済、発注エラー後の自動再発注

「損切り注文を設定した」だけでは、損失を何円までに抑えられるかは決まりません。価格が飛んだ場合の約定、保有数量、費用を含めて判断します。複合注文の組合せはIFD・OCO・IFOの基本で確認できます。

逆指値はチャートではなく発動に使う価格を見る

DMM CFDでは、買い逆指値はAsk(買値)が指定価格以上、売り逆指値はBid(売値)が指定価格以下になることが発動条件です。原則としてその時の最新レートで約定しますが、処理に時間を要するとそのレートで約定しない場合もあります。

仮にBidが20,000、Askが20,008なら、20,005に事前に置いた買い逆指値の価格条件はAsk側で満たされます。Bidが20,005未満だから未発動とは判断できません。チャートがBid、Ask、仲値のどれを表示しているかと、売買方向に対応する配信レートを照合してください。価格は仮定で、現在の銘柄レートではありません。

DMMの指値も、価格に達すれば必ず約定するわけではありません。相場状況、取引方法、数量などにより未約定となる場合があります。指値の執行価格や週明けの例外は各社の条件によるため、他社のルールをそのまま使わないでください。Bid・Askと損益の関係はCFD価格の決まり方も参考になります。

保証付きストップの保証料はいつかかるか

IG証券のノースリッページ注文は、指定レートで決済するための、決済専用のストップ注文です。その注文によってポジションが決済された場合に保証料が徴収され、設定しただけで徴収されるものではありません。別の注文や手動操作で決済した場合の損益・その他費用は、実際の明細で確認します。

IGの保証対象は指定レートでの決済です。損益通貨と口座通貨が異なる場合、口座通貨へ換算するレートの変動は保証されません。金利・調整額など保有中の受払いも加減して、円での損失予算と比較してください。保証付き注文があっても、口座全体の損失や他の建玉のリスクまで固定できるわけではありません。

Plus500証券も、指定価格での約定を保証するノンスリップ注文には追加費用があると案内しています。費用の額、徴収・返還の条件、利用可能な銘柄・数量、最低距離、後からの付加・変更・取消しは、利用する会社の注文画面と最新の取引条件で確認します。IGの徴収ルールを他社へ当てはめないでください。

保証料を含めた損失を円額で計算する

円建てCFDの買い建玉を20,000で保有し、ストップを19,920に設定したと仮定します。保有数量全体の価格1ポイントの変動は10円、保証付き注文の保証料は120円、別途の費用・調整額の支払合計は30円です。特定会社の現在の取引単位・料金ではなく、税引前の試算です。

決済の仮定価格差による損益費用込みの損益
通常逆指値が19,880で約定(19,880 − 20,000)× 10円 = −1,200円−1,200円 − 30円 = −1,230円
保証条件を満たし19,920で決済(19,920 − 20,000)× 10円 = −800円−800円 − 120円 − 30円 = −950円
保証付き注文は未発動で、別注文により20,050で決済(20,050 − 20,000)× 10円 = +500円IGの徴収条件なら保証料0円。+500円 − 30円 = +470円

保証付きの例では、指定価格までの損失800円だけでなく、保証料と別途費用を含む950円で予算と比較します。通常逆指値の例の1,230円は起こり得る一例であり、最大損失ではありません。価格がさらに不利に飛べば損失は増え、証拠金を上回る可能性もあります。

この価格差は実際の新規・決済の約定価格から計算するため、スプレッドや不利な約定差を同じ損益から再び引きません。実額の受払いと別途徴収された費用を明細で加減します。ポジションサイズ計算で数量を見積もる際にも、費用と価格保証の有無を別に確認してください。

トレーリングは逆指値の水準を動かす機能

トレーリングストップは、買い建玉なら価格上昇に合わせて逆指値を引き上げ、価格が下がっても逆指値を下げない仕組みです。実際の更新は追随幅や刻み幅などの設定で変わり、反転時に指定水準で決済できる保証はありません。

サクソバンク証券はCFDの注文方法としてトレイリングストップ等を案内していますが、使える注文は商品ごとに異なります。IGもトレーリングによる指定価格での決済を保証していません。追随幅を狭めると通常の値動きで決済される場合があり、広げると含み益を戻す幅が大きくなります。どちらも利益を最大化する保証にはなりません。

自動売買を止めても建玉は残る場合がある

トライオートCFDでは、建玉を持ったまま自動売買の稼働を停止すると、その建玉に設定されている決済注文は有効なままです。停止ボタンを押したことと、建玉が決済されたことを分けて確認してください。

手動決済、ロスカット、注文の変更・取消し、発注または約定せずに失効するエラーなどで稼働が停止する場合があります。発注エラー後は再発注されず、自動売買で成立した建玉を保有している場合は、自分で決済する必要があると案内されています。停止・エラーを確認したら、まず残建玉と有効な決済注文を照合し、再稼働の前に余力と注文状態を確認します。

発注前と発注後に確認する8項目

  1. 銘柄と売買方向:新規か決済か、買いか売りか、対象の口座と商品が正しいか確認します。
  2. 発動価格:Bid・Askのどちらで判定するか、発動後の注文と約定方法を確認します。
  3. 数量と円額:保有数量と決済数量を合わせ、1ポイントの損益額、費用込みの損失予算を計算します。
  4. 保証の条件:保証付き注文の対象銘柄・数量、最低距離、費用、変更・取消しの条件を確認します。
  5. 注文期限と休止時間:期限、取引時間、メンテナンス、価格調整や権利処理による取消しを確認します。
  6. 受付と約定:受付表示だけで約定済みと判断せず、注文・約定履歴で価格と数量を確認します。未約定や失効も確認します。
  7. 残建玉と残注文:一部決済後の数量、OCOの取消し、FIFOや建玉指定、停止後の有効注文を確認します。
  8. エラー時の対応:再発注する前に重複注文がないか確認します。取引できない場合は公式のお知らせとサポートを確認してください。

注文が通らない場合の切り分けはCFDの注文エラー確認手順、持ち越す場合の判定・取消しは日中決済と日越え保有で確認できます。