CFD JOURNAL CFDを、学び、見極める。
2026 ISSUE012026.07
CFD取引徹底比較>CFD取引の基礎知識>CFD取引のリスク管理>逆指値・複合注文の仕組みと確認
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CFDの逆指値・IFD・OCO・IFO注文

Contract For Difference

逆指値・IFD・OCO・IFOの仕組み

逆指値、IFD、OCO、IFOは、指定した条件で注文を発注・連携するための注文方法です。相場を予測して売買を続ける「自動売買」とは分けて考えます。

複合注文を設定しても、約定価格や損失額は保証されません。提供される注文名、執行条件、有効期限、取消ルールは取扱会社・商品・取引ツールで異なります。

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新規注文から建玉と2つの決済候補へ分岐する概念図
注文が建玉と決済候補へつながる概念イラスト。受付・約定や損失額の保証を示すものではありません。

主な条件付き・複合注文

注文基本的な仕組み主な確認点
逆指値現在値より不利な方向の指定条件に価格が達したときに注文を執行します。判定価格、発動後の成行・指値条件、スリッページ
IFD新規注文と決済注文を同時に登録し、新規注文が成立すると決済注文が有効になります。新規が未約定・失効した場合、決済注文は有効になりません。
OCO異なる2つの注文を同時に登録し、一方が成立すると、もう一方が取り消されます。数量、売買方向、指値・逆指値の組合せ
IFO/IFD-OCO新規注文が成立した後、利益確定と損失限定の2つの決済注文をOCOとして有効にします。サービスにより名称が異なり、3注文すべての価格・期限確認が必要です。

DMM CFDは「IFO」、GMOクリック証券CFDは「IFD-OCO」という名称を公式案内で使用しています。名称が似ていても、利用できる商品、画面、注文期限、取消条件が同じとは限りません。

IFO/IFD-OCOの流れ

  1. 新規注文を登録:例として1,000で買う指値注文を設定する
  2. 新規注文が成立:利益確定1,050の指値と、損失限定970の逆指値が有効になる
  3. 決済注文の一方が成立:もう一方の決済注文が取り消される
  4. 注文状態を確認:建玉、残注文、約定価格を取引画面で確認する

数値は仕組みを説明する例で、推奨価格ではありません。逆指値970を設定しても970での約定や損失上限は保証されません。

売値と買値の差が、損切り注文の受付に影響する例

新規の買いはAsk、買い建玉を売って決済するときはBidを見るのが基本です。買った価格だけを基準に損切りを置くと、設定した売り逆指値が現在のBidより高くなる場合があります。利用会社が認める価格条件と照合してください。

説明用の仮定:買い約定直後にBid 39,990・Ask 40,000と表示される場合
確認対象仮定した値読み取れること
新規の買い約定40,000売り決済側の現在値と同じとは限りません。
現在のBidとAsk39,990 / 40,000価格差は10です。単位は銘柄ごとに確認します。
買値から8下に置きたい売り逆指値40,000 − 8 = 39,992現在のBid 39,990より2高く、下落を待つ売り逆指値の価格関係になっていません。

DMMCFD PLUSの公式マニュアルは、即時の新規注文が成立しても、スプレッドが損切り設定幅以上に広がると決済同時発注が不成立になる場合を示しています。上表はその価格関係を説明する独自の仮定で、実際のレート、pips換算、許容範囲、推奨する損切り幅を示すものではありません。

新規の約定と、決済注文の受付は別に確認します。エラーが出たら建玉と残注文を照合し、損切り注文が有効かを確かめてください。受付条件を満たすためだけに損切り幅を広げると、引き受ける損失も変わります。状況別の手順はCFDで注文できない・損切り注文が入らないときへ進んでください。

複合注文が有効になった後も確認すること

OCOは2つの注文を連携させる仕組みで、現在の保有数量や有効な決済注文を見なくてよくなる機能ではありません。新規の約定後と、一方の決済が成立した後の2回に分けて確認します。

タイミング建玉側注文側
新規約定後銘柄、売買方向、約定数量・価格決済注文が有効になったか、対象数量・指値・逆指値・期限が予定と合うか
決済約定後決済された数量と残っている建玉連携したもう一方が取り消されたか、別に出した注文が残っていないか
期限・価格調整・規制後保有建玉の有無取消・失効履歴と、現在有効な決済注文

例えばGMOクリック証券CFDのIFDでは、決済数量に新規数量を超える値を指定できません。追加注文や別の注文方式を使った場合も、数量と対象建玉を自分の取引画面で照合します。

無期限と「取り消されない」は同じではない

DMMCFD STANDARDでは、価格調整対象銘柄の調整日の営業終了後から翌営業日開始までに、未約定の指値・逆指値が取り消されます。新規・決済の区別なく、IFD・IFO・OCOも含まれます。この扱いを全社・全銘柄の共通ルールと考えず、利用中の銘柄と会社の取消条件を確認します。

注文が消えても建玉が決済されたとは限りません。調整日後は建玉一覧と注文一覧の両方を開き、保有を続ける場合の決済注文が有効かを確認してください。

発注前に確認する7項目

  1. 注文名:IFO、IFD-OCOなど、利用するサービス上の名称
  2. 売買と数量:新規・決済、買い・売り、各注文の数量
  3. 執行条件:指値、逆指値、成行、許容スリッページ
  4. 有効期限:当日、週末、無期限、期間指定などの選択肢
  5. 取消条件:価格調整、取引規制、期限切れ、メンテナンス時の扱い
  6. 取引時間:注文受付時間と実際に約定できる時間の違い
  7. 発注後の状態:新規注文、決済注文、残注文が想定どおりか

条件付き注文でも残るリスク

  • スリッページ:急変時には画面表示や指定価格と異なる価格で約定する場合があります。
  • 未約定:許容スリッページや指値条件により、注文が成立しない場合があります。
  • 失効・取消:有効期限、価格調整、取引規制等で未約定注文が失効・取消しになる場合があります。
  • 取引停止:原資産市場の規制や流動性低下で、新規・決済取引が停止する場合があります。
  • システム障害:注文の発注、変更、取消しや価格配信が遅延・停止する場合があります。

注文を設定しただけで管理は完了しません。発注後、重要イベント後、価格調整日後、メンテナンス後に、建玉と残注文を再確認してください。

損切りとロスカットの違い、実効レバレッジの管理も確認してください。