CFD JOURNAL CFDを、学び、見極める。
2026 ISSUE012026.07
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CFDの損切りとロスカット

Contract For Difference

CFDの損切りとロスカットの違い

損切りは、投資家が許容損失や相場判断に基づいて建玉を決済することです。一方、ロスカットは、証拠金が取扱会社所定の水準を下回った場合に、取扱会社が建玉を強制決済する仕組みです。

逆指値注文やロスカットがあっても、損失額は保証されません。価格急変、取引時間外、流動性低下では、予定した価格より不利に約定し、証拠金を上回る損失が生じる可能性があります。

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3つの用語を分けて理解する

用語意味注意点
損切り投資家が建玉を決済し、損失を確定する判断判断だけでは注文になりません。数量、執行条件、注文状況まで確認します。
逆指値価格が指定条件に達したときに発注・執行される注文指定価格での約定を保証せず、急変時には不利な価格で約定する場合があります。
ロスカット証拠金が所定水準を下回った場合に取扱会社が行う強制決済損失上限ではなく、受入証拠金を上回る損失が残る可能性があります。

損失額を円で見積もる

適切な損失幅は、口座純資産、取引対象の値動き、取引単位、保有期間、許容できる損失額で異なり、一律の割合では決められません。決済を検討する価格と取引数量から、損失額を円で確認します。

概算損失 = 価格差 × 1ポイント当たりの損益 × 数量 + 想定コスト

  1. 許容損失額を円で決める:生活資金と分けた余裕資金の範囲で考える
  2. 決済を検討する価格を決める:値動きの根拠が崩れる水準を確認する
  3. 取引数量を逆算する:価格差と商品固有の取引単位から損失額を計算する
  4. 急変を上乗せする:スプレッド拡大、スリッページ、窓開けを加えて試算する
  5. 許容額を超えるなら縮小する:数量を減らすか、取引を見送る

計算式は概算です。銘柄ごとの呼び値、取引単位、為替換算、手数料、金利・価格・配当相当額等を公式取引ルールで確認してください。

契約締結前交付書面で確認する項目

  • 必要証拠金、証拠金維持率、追加証拠金の判定条件
  • ロスカット水準、判定方法、対象口座、強制決済の順序
  • 逆指値が発動する価格、発動後の執行条件、許容スリッページ
  • 注文の有効期限、取引休止・メンテナンス時の扱い
  • 価格調整や取引規制時に未約定注文が取り消される条件

逆指値・ロスカットで防げない場面

急変・窓開け

指定価格を飛び越え、次に取引できる価格で約定する場合があります。

流動性低下

スプレッド拡大、約定遅延、取引不能が発生する場合があります。

取引時間外

注文を執行できない間に参照市場や関連情報が変化する場合があります。

システム障害

注文の発注、変更、取消しや価格配信が遅延・停止する場合があります。

ロスカット水準まで待つことは損失管理ではありません。ロスカットは取扱会社のリスク管理措置であり、投資家が事前に決めた許容損失を守る注文とは区別してください。

取引前と発注後のチェック

  1. 口座全体の実効レバレッジと証拠金余力を確認する
  2. 損失額と取引数量を計算してから、新規注文と決済条件を入力する
  3. 発注後に注文一覧で数量、売買、価格、有効期限を確認する
  4. 取引時間変更、重要指標、祝日、価格調整日を確認する
  5. 急変後やメンテナンス後は、注文が有効なままか再確認する

逆指値・IFD・OCO・IFOの仕組みもあわせて確認してください。

一次情報

確認日:2026年7月15日。個別サービスの証拠金・ロスカット条件は、取扱会社の最新の契約締結前交付書面を優先してください。