CFD JOURNAL CFDを、学び、見極める。
2026 ISSUE012026.07
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CFDのレバレッジ計算

Contract For Difference

CFDのレバレッジとは

レバレッジとは、預けた証拠金をもとに、その金額を上回る取引を行う仕組みです。少ない証拠金で取引額を大きくできますが、利益だけでなく損失も取引額に応じて拡大します。

重要なのはサービスが示す「最大倍率」ではなく、自分の口座で現在どれだけの取引額を持っているかです。このページでは実効レバレッジと損益の関係を計算します。

CFD取引徹底比較-証券CFDナビ-


実効レバレッジを計算する

実効レバレッジ = 保有している取引金額 ÷ 口座純資産

たとえば、口座純資産が10万円、取引金額が50万円なら実効レバレッジは5倍です。対象価格が2%動くと、単純計算の損益は1万円です。これは口座純資産10万円に対して10%に相当します。

対象価格の変動50万円の取引の損益10万円の口座純資産に対する割合
1%±5,000円±5%
2%±10,000円±10%
5%±25,000円±25%

単純化した例です。実際の損益には取引数量、呼び値、為替換算、スプレッド、手数料、金利・価格・配当相当額等が影響します。

「必要証拠金」と「許容できる損失」は同じではない

必要証拠金は注文や建玉維持に必要な最低額の基準です。その全額を取引に使える予算と考えると、わずかな逆行で余力が低下します。証拠金額だけでなく、取引金額、逆行幅、円換算した損失額を先に確認してください。

レバレッジを下げても元本保証にはなりません。相場急変、取引時間外、流動性低下などでは、ロスカット後も証拠金を上回る損失が残る可能性があります。

個人向け店頭証券CFDの証拠金規制

金融庁が示す個人向け有価証券関連の店頭デリバティブ取引の証拠金水準では、対象資産ごとに次の下限があります。これはすべてのCFD商品に共通する倍率表ではなく、取引所CFDや商品関連CFDなどは別の制度・商品仕様を確認する必要があります。取扱会社がより厳しい条件を設定する場合もあります。

対象資産必要証拠金の水準倍率換算の上限
個別株想定元本の20%以上5倍以下
株価指数想定元本の10%以上10倍以下
債券想定元本の2%以上50倍以下

取引前の計算手順

  1. 契約単位と現在価格から取引金額を求める
  2. 全建玉の取引金額を把握し、口座純資産で割って実効レバレッジを求める
  3. 1%、2%、5%など複数の逆行幅で損失額を試算する
  4. スプレッド拡大、スリッページ、調整額を加えた場合も確認する
  5. 許容できる損失を超える場合は、取引数量を減らすか取引を見送る

口座全体の実効レバレッジを管理する手順もあわせて確認してください。

一次情報

確認日:2026年7月15日。商品区分、必要証拠金、ロスカット条件は必ず最新の契約締結前交付書面で確認してください。