Contract For Difference
CFDは買いポジションには金利がかかる
ショート時とは逆にロング時にはオーバーナイ金利がかかる
CFD取引では、売りポジションを持ち越すことで「オーバーナイト金利」がもらえると書きましたが、逆に買いポジションの場合オーバーナイト金利を支払う必要があります。これは、ロングポジションをもつためにCFD取引業者は買い付けの資金を取る必要があるためです。ちなみに、金利水準はその国(投資対象)の通貨によってかわってきます。(関連:オーバーナイト金利)
CFD取引徹底比較-証券CFDナビ-
CFDの買いとオーバーナイト金利
冒頭で説明したように、CFDでロングポジション(買いポジション)を持つ場合にはオーバーナイト金利を支払う必要があります。この金利水準は「各国の政策金利+アルファ」となっていることが多いです。日本のような低金利通貨の場合には政策金利自体がほぼゼロなので、あまり意識するほどの金利にはなりませんが、政策金利の高い国の場合にはオーバーナイト金利も高くなってしまいます。
たとえば、英国(イギリス)、オーストラリアなどの国は伝統的な高金利通貨となっていますので、その分オーバーナイト金利も高くなってしまいます。そのため、外国株や外国の指数などのCFD取引をロングする(買う)場合には、金利にも注意が必要です。
オーバーナイト金利は持ち越しをしないとかからない
一方で「オーバーナイト(翌日)」ということばがついているとおり、オーバーナイト金利は1日の取引終了時(NY時間の17時(日本は午前7時(サマータイム期間中は午前6時)に値洗いされてそのときに発生する仕組みになっているので、その前に清算しておけば金利はかかりません。
そのため、デイトレードが基本となる場合にはオーバーナイト金利はかからないということになります。
ショートポジションなら金利がもらえるのでヘッジ取引にはメリットといえる
買いポジションの場合はオーバーナイト金利が発生するため、現物保有と比べると不利になります。そのため、長期投資の買いポジションには向かない運用法です。
一方で空売り(ショートポジション)であればオーバーナイト金利が受け取ることができるわけですから、それを利用して通常の買い注文は別の方法で取るが、売りポジだけはCFDで取るというのはかなり合理的な選択となりそうです。
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