株価指数CFDは市場全体へのエクスポージャーを作れますが、指数そのものを所有せず、価格提示と調整は商品ごとに異なります。
指数そのものを保有する取引ではない
株価指数CFDは、日経平均や米国・欧州等の指数または関連先物を参照する差金決済です。指数構成銘柄を直接保有せず、議決権や株主優待はありません。取扱会社の提示価格、取引単位、調整方法で損益が決まります。
活用場面と残るリスク
市場全体の方向を取る
個別企業を選ばず指数の上昇・下落を取引できますが、レバレッジ損失とギャップは残ります。
現物株のヘッジ
指数売りで下落影響を抑える目的がありますが、保有株と指数のずれ、ベータ、通貨、コストが残ります。
海外時間の利用
現物市場より長い時間を扱う商品がありますが、全銘柄が24時間ではなく、休止と祝日変更があります。
少額の証拠金
必要証拠金を抑えられても取引総額は小さくなりません。数量は許容損失から決めます。
注文前チェック
- 現物指数か先物を参照するか、期限・リセットがあるか
- 1Lotの取引単位と1ポイント損益
- 配当・金利・価格調整の予定と算定
- 現物市場外の価格形成とスプレッド
- 構成銘柄変更、重要指標、政策発表の時間
一次情報:東京金融取引所「くりっく株365商品概要」、DMM CFD「取扱銘柄」、DMM CFD「取引時間」(2026年7月15日確認)。
指数、先物、CFD価格を分ける
ニュースで見る現物指数は構成銘柄から計算される指標で、それ自体を直接保有できません。CFDは現物指数や指数先物等を参照して取扱会社が価格を提示するため、取引時間、配当、金利、先物カーブにより表示差が生じます。
| 確認層 | 記録するもの |
|---|---|
| 現物指数 | 構成、通常取引時間、休日 |
| 指数先物 | 限月、取引時間、現物との差 |
| CFD | 期限、売値・買値、1ポイント価値、調整額 |
1ポイント損益の計算例
1ポイント100円、2単位の建玉が150ポイント不利に動けば、価格差だけで3万円の損失です。実際にはスプレッド、調整額、為替等を加えます。指数の数字が同じでも会社ごとの1単位価値は同じとは限りません。