自動売買は利益や損失限定を自動で保証する機能ではありません。ルールを分解し、停止後の建玉まで管理します。
自動売買が自動化するのは注文工程
トライオートCFDの公式説明では、一つの自動売買注文が一つの建玉を保有し、新規約定後に決済注文、決済後に次の新規注文を発注します。相場判断、資金追加、想定レンジの更新、停止後の建玉処理まで自動で最適化する仕組みではありません。
稼働前に読む6つの仕様
| 仕様 | 確認する理由 |
|---|---|
| 想定レンジ | レンジ外で新規・決済が偏り、未決済損失が拡大する可能性 |
| 損切り | 選択した既成ルールに初期設定されていない場合がある |
| 注文本数・数量 | 必要資金は1注文ではなく、同時に成立し得る全建玉で計算 |
| スプレッド | 自動売買とマニュアル取引で異なる場合があり、逆指値幅へ影響 |
| 停止条件 | 手動決済、ロスカット、変更・取消、エラー等で稼働停止する場合 |
| 停止後の建玉 | 稼働停止だけでは保有建玉が必ず即時決済されるとは限らない |
バックテストで見る数値を変える
総利益や収益率だけでは、レンジ逸脱時の含み損と必要資金が見えません。少なくとも次を同じ期間で保存します。
- 実現損益と未実現損益を合算した最大ドローダウン
- 最大同時建玉数、最大必要証拠金、最低有効比率
- スプレッド、金利・配当相当額を含む総コスト
- 最長未決済期間と、想定レンジ外にいた日数
- 設定期間とは別の検証期間での結果
過去シミュレーションは将来利益を保証しません。成績が良い期間・銘柄だけを後から選ぶと、実運用で再現しにくい選択バイアスが生じます。
小さく始める運用手順
- ルールを文章化売買方向、レンジ、間隔、利確、損切り、最大本数を説明する
- 最悪ケースを試算全注文成立後に価格がレンジ外へ動く場合を計算する
- 最小数量で稼働画面、約定、調整額、通知、停止方法を確認する
- 定時確認建玉、残注文、有効比率、エラー、レンジ位置を記録する
- 停止と決済を分離新規反復を止めた後、残建玉と決済注文を個別確認する
停止基準
- 想定レンジを外れ、戻るという仮定を説明できない
- 最大同時建玉または許容損失へ到達
- スプレッド拡大で想定利益幅を継続的に上回る
- 注文エラー、取引停止、仕様変更を確認
- 検証していない設定変更や追加資金が必要になった
CFD取引計画テンプレートに、ルールID、設定変更履歴、停止理由を追加して記録してください。
一次情報:インヴァスト証券「トライオート取引概要」、インヴァスト証券「セレクトとは」(2026年7月15日確認)。
編集方針:一般的な情報提供であり、個別の投資助言ではありません。商品条件は公式書面が優先され、実質的な変更があった場合だけ確認日と本文を更新します。