
エラーの表示だけでは、新規注文が成立していないのか、建玉はできたのに決済注文だけ失敗したのかを判断できません。再発注の前に、建玉・注文・約定の3つの一覧を照合します。
建玉がある場合は、損切り注文の有無を先に確認してください。画面が固まった、通信が切れた、結果が表示されない場合も、未成立と決めつけて同じ注文を繰り返さないでください。状態を確認できなければ、公式の障害情報と問い合わせ窓口へ進みます。
最初に分ける3つの状態
| 一覧で見える状態 | 先に確認すること | 避けたい操作 |
|---|---|---|
| 新しい建玉がある | 約定した銘柄・売買・数量と、その建玉を対象にした決済注文 | 新規注文をもう一度出して建玉を増やす |
| 未約定注文がある | 受付中・待機中などの状態、注文番号、有効期限 | 元の注文を残したまま別注文を重ねる |
| どちらにも見当たらない | 約定履歴、取消・失効履歴、選択中の口座と銘柄、画面の更新時刻 | 表示遅延や別口座の可能性を確認せず再発注する |
「買い」「売り」のボタンが常に新規注文とは限りません。例えば楽天CFDのスピード注文は両建てモードによって、反対建玉があるときの新規・決済の扱いが変わります。決済したい場合は、取引ツールの設定と対象建玉を確認します。楽天証券の注文方法で対応するモードを確認できます。
注文できない原因を切り分ける5項目
- 取引時間と注文受付時間を分ける銘柄の取引時間、祝日・夏時間、メンテナンス、臨時規制を公式情報で確認します。GMOクリック証券CFDでは注文受付がメンテナンスを除く24時間365日でも、成行注文は各銘柄の取引時間に限られます。「受付できる」と「今すぐ約定できる」は別です。
- 残高ではなく取引余力を見る必要証拠金と注文中に拘束される資金を確認します。GMOクリック証券では証券取引口座に入金した後、CFD取引口座への振替が必要です。銀行入金の完了だけでCFDの資金準備が終わったと判断しません。
- 追加証拠金・取引制限を確認するGMOクリック証券CFDでは追証が発生すると発注中の新規注文が取り消され、会社が解消を確認するまで新規注文などが制限されます。相場の回復だけでは解消になりません。期限や対応方法は自分の口座の通知と現行ルールを確認します。
- 数量・価格・期限を照合する最小数量、数量の刻み、注文上限、指値か逆指値か、売買方向、設定価格、有効期限を確認します。チャートの値だけでなく売値Bid・買値Askと注文の判定条件を比べます。エラーを消すためだけに数量を増やしたり、損切りを遠ざけたりしないでください。
- 不成立の理由と残注文を確認するDMMCFD STANDARDでは設定した許容スリッページを超えると注文が失効します。許容値を広げれば、想定より不利な価格を受け入れる可能性も増えます。再注文するか、見送るかを決める前に、すでに約定・受付された注文がないか確認します。
取引時間・追証の例はGMOクリック証券のCFD取引ルール、資金移動は公式の初回取引ガイド、スリッページはDMMCFD STANDARDに基づきます。会社・商品・ツールが変われば条件も変わります。
新規は約定したのに、損切り注文だけ入っていない場合
DMMCFD PLUSの公式マニュアルは、即時注文で建玉ができても、同時に設定した損切り注文が不成立になる場合を示しています。原因の例は、即時注文の約定時にスプレッドが拡大し、設定した損切り値幅以上になった場合です。新規注文と決済注文の結果を別々に確認する必要があります。
- 建玉一覧で、約定済みの銘柄・売買・数量・約定価格を確認する。
- 注文一覧で、その建玉に対応する決済逆指値が有効か、数量が合っているかを確認する。
- 不成立なら、現在のBid・Askと注文可能な価格条件を確認し、保有を続けるか決済するかも含めて対応を判断する。
- 決済注文を別途設定した場合も、受付結果と対象建玉を再確認する。注文状態が不明なら公式窓口に問い合わせる。
逆指値・複合注文の記事の具体例では、売値と買値の差が損切り価格の設定にどう影響するかを図と数値で確認できます。通常の逆指値は指定価格での約定や損失額を保証しません。
「無期限」だった注文が消えた場合
有効期限が無期限でも、商品固有の取消条件は残ります。DMMCFD STANDARDでは、価格調整を行う銘柄について、対象営業日の終了後から翌営業日開始までに未約定の指値・逆指値が取り消されます。新規・決済の両方と複合注文も対象です。期限切れだけでなく、価格調整日と取消履歴を確認し、建玉が残っているなら決済注文の状態も確認してください。
問い合わせ時に用意する情報
- 発生日時と時差、会社名、商品名・銘柄、取引ツール名とバージョン
- 注文番号、注文方法、新規・決済、売買、数量、価格、有効期限
- エラー文、建玉・注文・約定履歴で確認できた結果、障害情報の有無
スクリーンショットは記録に役立ちますが、パスワード、認証コード、口座番号などを公開SNSへ載せないでください。ログインできない・約定結果が確認できない場合は、利用会社の公式サイトから窓口を確認します。
決済する建玉を選べないときは、既存の決済注文を見る
DMMCFD PLUSでは、すでに決済注文を出している建玉は、ポジション照会の決済指定チェック欄が表示されないと案内しています。まず注文照会で、その建玉にどの決済注文が入っているかを確認します。注文を取り消すとチェック欄が表示されますが、損切り注文も取り消すことになります。変更・取消の必要性を判断し、操作後に残っている建玉と有効な注文をもう一度確認してください。
出典の本文確認日:2026年10月1日。国内店頭CFDの会社別の例です。実際の注文状態と適用条件は、利用中の会社の取引画面・最新マニュアル・口座通知を優先してください。